【特集】女子アナウンサーへ転向のセカンドキャリア アイドルを卒業した後どうする

特集「女性アイドルのセカンドキャリア」シリーズの第3部は、女子アナウンサーへ転向して芸能界でセカンドキャリアを送る元AKB48グループと乃木坂46メンバーについて紹介したいと思います。

卒業生でアナウンサーになった人といえば、おそらく多くの人は柴田阿弥さんを挙げるでしょう。この特集は他の6名の元メンバーを合わせて計7名の元アイドル現役女子アナウンサーについて考察したいと思います。

特集「女性アイドルのセカンドキャリア」シリーズの第1部は導入説明になっていますのでぜひご覧ください。

女子アナウンサーに転向した元メンバー

女子アナウンサーになるのにかなりの努力が必要とされています。アイドルとして活動しながらアナウンサーになるための勉強を並行にするというのはものすごく大変だったと思います。今は以下7名の元メンバーはアイドルを卒業してアナウンサーとして活躍しています。 AKB48グループからは5名、乃木坂46からは2名います。

  • 近藤さや香 SDN48
  • 村上文香 NMB48
  • 柴田阿弥 SKE48
  • 中村麻里子 AKB48
  • 小林 茉里奈 AKB48
  • 市來玲奈 乃木坂46
  • 斎藤ちはる 乃木坂46

女子アナウンサーという仕事

女子アナウンサーは報道番組でニュースを読み上げるのが主に仕事です。他にロケで取材したり、芸能人やスポーツ選手にインタビューしたりします。民放の放送局のアナウンサーの場合、司会としてバラエティー番組に出演することもよくあります。ただし、スポーツ中継の実況を担当する女子アナウンサーはほとんどいません。

アナウンサーという仕事は実際かなりハードな仕事となっています。早朝や深夜のスタジオ中継や取材を任されることはかなり一般的です。勤務時間が変わることが多く友人と休日を過ごすことが容易ではありません。休みの日は部屋に引きこもって過ごす人は珍しくありません。また週刊誌に気を付けなければならないので、自由にプライベートの時間を過ごせないのが実態です。

よく局アナやフリーアナウンサーなどの言葉を耳にします。一言女子アナウンサーと言っても働く形態が異なります。女子アナウンサーは主に3つの形態に分かれます。

局アナウンサー

テレビ局などの放送局の社員として働くアナウンサーです。局の正社員なので、一般企業で働くOLと基本同じような位置づけとなります。新入社員として入社する最初の数ヶ月は放送局が用意した研修を受けるのがメインの仕事となります。研修が終わったら実際番組を任されます。

局アナは放送局の社員なので、別部署への異動の可能性があります。若いアナウンサーが毎年新入社員として入社するので、20代を超えた一部の局アナは裏方仕事へ転向し、若手アナウンサーの指導やスケジュール管理管理などの仕事を任されます。

局アナとしてセカンドキャリアを送る元メンバーは以下の3名です。

  • 小林茉里奈 福岡放送
  • 市來玲奈 日本テレビ
  • 斎藤ちはる テレビ朝日

小林茉里奈さんは「めんたいワイド」( 月~金夕方)と「めんたい×家族」(土夕方)を担当しています。

市來玲奈さん「行列のできる法律相談所 」と「news zero」に出演しています。斎藤ちはるさんは入社してすぐ「羽鳥慎一モーニングショー」のアシスタントを務めます。

契約アナウンサー(フリーアナウンサー)

契約アナウンサーは事務所を介さず放送局と直接契約を結び放送局の番組に出演されるアナウンサーのことを指します。多くの場合芸能人がアナウンサーへ転向して放送局(あるいは番組)と契約します。一人前のアナウンサーとしてスキルを持って契約を獲得する場合もあれば、契約したあと放送局が提供する研修を受けながら出演する場合もあります。

契約アナウンサーは放送局の社員ではないので、福利厚生を会社側が提供してくれることは基本ありません。もちろんボーナス(賞与)ももらえません。また、局アナに比べて基本報酬(給料)が低いという例がたくさんあります。

契約アナウンサーとしてセカンドキャリアを送る元メンバーは以下の2名です。

  • 中村麻里子  サンテレビ(神戸)
  • 村上文香 NHK大津放送局→ サンテレビ(神戸)

中村麻里子さんは「サンテレビニュース」や「Sweet time〜おいしい話を少しだけ〜」、「情報スタジアム 4時!キャッチ」に出演しています。放送局との契約が1年ごとの更新で、最大2回の更新となります。3年目以降は未定ですが、サンテレビの局アナになる可能性が否定できません。

村上文香さんはNHK大津放送局を経て2019年4月から中村麻里子さんと同じくサンテレビの「ニュースSUNデー」(日夕方)にキャスターとして出演します。

事務所所属アナウンサー

事務所所属アナウンサーは事務所に所属しながら主にアナウンサーとして活動します。契約アナウンサー(フリーアナウンサー)と違ってマネジメントや放送局との契約事務は事務所側が行います。

  • 近藤さや香 セント・フォース
  • 柴田阿弥 セント・フォース

近藤さや香さんは今FMヨコハマの「Lovely Day♡」(月~木)にてパーソナリティを務めます。

柴田阿弥さんはAbemaTVのAbemaPrime(木)、けやきヒル(月・火・金)、テレビ東京のウイニング競馬(土)、CBCのチャント!(火・水)サブキャスターと多数の番組にレギュラーとして出演しています。

キャリア展望

セカンドキャリアにおいて女子アナウンサーとして活躍する元メンバーの今後のキャリアについて考えましょう。

年齢が武器にも弱点にもなる

20代の内は様々な報道番組やバラエティー番組に出演する機会に恵まれます。成果が出れば30代以降もテレビ業界でバラエティー番組のアシスタントやタレントとして活躍できると期待されます。

ただし毎年のように新人アナウンサーが業界に参入してくるので、若さが武器の女子アナウンサーが年齢とともに競争が激しくなるでしょう。

テレビ業界の縮小

テレビ業界は近年広告収入が減少にあり(「2018年 日本の広告費」、電通)、今度産業自体の成長に不安が残ります。テレビ業界が縮小すると、女子アナウンサーに対する需要が減ってしまいます。ただし、縮小率がまだ軽微なので、今のところでは過度に心配する必要がありません。

以下は直近3年のテレビメディアの広告費と前年比となっています。

局アナの場合

局アナはテレビ局やラジオ局などの放送局の社員なので、他のOLと同じように定年まで働くことが基本的に保証されています。 しかし最近では経団連会長とトヨタの社長が終身雇用制度が限界に向かっていると発言していますので、果たして定年までリストラされないか不安が残ります。

また、女子アナウンサーの宿命として、20代を超えると管理職や後輩の指導など仕事の内容が変わります。もともとスタジオでの出演やロケなどの取材の仕事がしたくアナウンサーになった場合、30代以降は希望の仕事ができない可能性が増えるおそれがあります。

リスクヘッジ

テレビ業界縮小の不安や若手との競争を踏まえて、女子アナウンサーだけでキャリアを終えることが非常に難しいと思われます。活躍している内に将来のキャリアに向けて準備した方が望ましいでしょう。

講師になる

一定の実績を積んだらフリーアナウンサーとして活動しながらアナウンサー学校の講師や滑舌やボイストレーニングの講師になるというキャリアも考えられます。

専門分野でポジションを獲得

競馬やグルメ、時事など得意分野でポジションを獲得して司会者、コメンテーター、タレントとしてキャリアを続けることができるでしょう。

知名度を活かす

居アナでは一定の制限があるかもしれませんが、マスメディアでの露出が多く知名度が高い時期に、SNSを活用して積極に発信して自分のファンをできるだけ多く獲得します。将来フリーになった時、ファンの支持によりリアルイベントの開催や企業案件が比較的に容易にできるのではないかと思います。

最後に

アイドルとして活動しながら努力して大学を卒業してアナウンサーになった元アイドルの7名の方について紹介しました。女子アナウンサーとして活躍できるのが約10年くらいでしょう。もちろん一部は30代以降も活躍するケースもありますが、多くの場合は理想通りにはなりません。短い輝ける時間を利用してサードキャリアに向けて準備した方が望ましいでしょう。

YouTube動画バージョン

https://youtu.be/GixsrPxRi7I

特集第2部:演歌歌手として活躍する岩佐美咲



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参考資料

「2018年 日本の広告費」解説―日本の広告市場は前年比102.2%、7年連続のプラス成長
https://dentsu-ho.com/articles/6500

Filed under: 特集

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