
AKB48・HKT48を卒業した指原莉乃さんの公式ファンブック「club 345」が始動しました。club 345はallfuz社(オルファス、KeyHolder社の子会社)がコンテンツを含む運営を行い、SKIYAKI社(東証1部上場)がシステムプラットフォームを提供しています。この記事ではファンクラブの特徴と今後の展開について考察してみたいと思います。
345 clubの一発目のイベントがバスツアーになりそうです。バス何台構成になるでしょうか。
ライブエンターテイメントを得意とする環境
ファンクラブといえばファン限定イベントが人気でしょう。アイドルを卒業した指原莉乃さんに握手会ように近距離で直接に会える機会が激減します。アイドル時代みたいに指原莉乃さんに会えないかもしれませんが、今後ファンクラブのイベントで握手会とは別の形で指原莉乃さんに会ってイベントで楽しむ機会が増えるでしょう。
記事冒頭のツイートの通り、ファンクラブイベントとして夏頃にバスツアーが予定されています。ファンクラブを運営する企業と指原莉乃さんの事務所はいずれライブエンターテイメントを得意とする企業なのです。1つひとつ紹介しましょう。
※ライブエンターテイメントはコンサートやライブをはじめ、ディナーショー、トークショー、カラオケ大会、バスツアーなど、音楽に限定せず「体験型イベント」を含みます。
太田プロダクション
指原莉乃さんが所属する事務所です。多くのタレントやお笑い芸人が所属する太田プロダクションは、小規模のライブエンターテイメントの運営や開催を多数経験しています。今回 club 345の夏のバスツアーをはじめ、カラオケ大会やバーベキュー大会などのイベントを太田プロダクションが開催できるでしょう。
SKIYAKI
club 345のシステムプラットフォームを提供する東証1部の上場企業SKIYAKIです。SKIYAKIはファンクラブをオムニチャネル化することでファンクラブビジネス収益を最大化しています。オムニチャネルとは 「ファンクラブ」、「ECサイト」、「電子チケット」を一元管理・運営することでファンからの支持を可視化し、より正確なマーケティング戦略を立てることを容易にします。
SKIYAKIは積極的に活動するファンにプレミアムサービスを提供しています。例えば楽屋への招待やイベントの前列優待席の用意などが挙げられます。club 345がSKIYAKIのプラットフォームを採用するということから、今後SKIYAKIが提供するプレミアムサービスが利用できると予想できます。よって、ライブエンターテイメントのイベントが比較的に多く開催されるかもしれません。
補足ですが、ただ単にファンクラブのサーバーなどのIT環境を提供してもSKIYAKIにとって大した利益になりませんし、太田プロダクションとして単にIT環境が欲しければもっともっとコストの低いIT会社へ頼むはずです。
allfuz(オルファス)
allfuz社はKeyHolderの子会社です。KeyHolderはSKE48の運営会社株式会社SKE、ライフエンターテイメント事業のFA Project(秋元康さんが出資)と 新宿アルタ7階にイベント会場を運営するKeyStudioを子会社として持っています。allfuzと提携してclub 345がライブエンターテイメントなどのイベントを開催する可能性は充分あると考えられます。
会員数(イベント当選倍率)
ファンクラブがイベントを開催する場合、基本応募者が定員より大幅超える場合が多いでしょう。ここで気になるのが、club 345の会員数が果たしてどれくらいか。club 345は会員数を公表していませんが、他のファンクラブの会員数から推定してみましょう。以下ジャニーズのアイドルグループの推定会員数です。
- King & Prince:37万
- Kis-My-Ft2:48万
- Hey!Say!JUMP:55万
- ジャニーズWEST:25万
一方、SKIYAKIの投資家情報では、2019年1月31日現在における当社が提供するプラットフォームの総登録会員数は、249万人(以下略)という記述がありました。この数字の変動からclub 345の会員数を推定することがある程度可能となります。
正確的には分かりませんが、club 345の会員数が数万人程度以上と考えられます。バスツアーのような数十人くらいの小規模イベントの場合、倍率が100倍以上になるのもおかしくありません。
グッズ
イベントに合わせてグッズが発売することがよくあります。グッズの売上を考慮すれば、小規模より数百人以上の大規模イベントを開催する方が収益性が高くなります。ファンクラブが始動したばかりなので、今後どういうイベントが開催されるか注目したいと思います。
2019年4月28日に開催された指原莉乃卒業コンサートでは、グッズの企画や販売が太田プロダクションによって担当されます。コンサート主催がAKSなので、コンサートグッズの一部の売り上げが太田プロダクションからAKSに支払われたかと思われます。
卒業コンサートのグッズ販売データを太田プロダクションが収集できたので、今後よりクオリティーの高いグッズ、そして指原莉乃さんによるデザインのグッズの発売が期待できるでしょう。
SKIYAKIによって提供されているファンクラブサイトではグッズストア機能が備わっています。今はまだオープンされていませんが、今後ファンクラブサイトでグッズを購入することができるでしょう。グッズの購入が便利になりますし、購買データがマーケティングに活用されることになるでしょう。
最後に
以上、指原莉乃さんのファンクラブclub 345が今後ライブエンターテイメントを開催する可能性について考察してみました。ファンクラブ自体が始動してまだ1ヶ月も経っていないので、今後の動きに注目しながらまた記事を書きたいと思います。
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参考資料
平成27 年度学校現場でのコンタクトレンズ使用状況調査
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