【特集】岩佐美咲のセカンドキャリア AKB48を卒業して4周年目に突入 大活躍演歌歌手 アイドルを卒業した後どうする

特集「女性アイドルのセカンドキャリア」シリーズの第2部は、大活躍演歌歌手の岩佐美咲さんを紹介したいと思います。

岩佐美咲はAKB48に所属しながら2012年に個人名義のファースト演歌シングル「無人駅」をリリース。いきなりオリコン週間ランキング5位を獲得しました。以降毎年1枚ずつ演歌シングルを発売。最新シングルは2019年2月13日に発売8枚目の「恋の終わり三軒茶屋」となります。演歌歌手として着実にキャリアを歩んでいます。

特集「女性アイドルのセカンドキャリア」シリーズの第1部はぜひご覧ください。

セカンドキャリア

ちょうどアイドルのセカンドキャリアを調べている最中に、元SDN48の大木亜希子さんが同じテーマで「アイドル、やめました。AKB48のセカンドキャリア」という本を出版する予定です。私もぜひ読みたいのですが、先だって私の調査結果と考え方を紹介したいと思います。 今回は演歌歌手の岩佐美咲を紹介することにしました。

アイドル兼演歌歌手

岩佐美咲は2016年5月21日までAKB48のメンバーとして活動しながら長良プロダクションに所属し演歌歌手としてもソロで活動していました。

岩佐美咲は小さい頃は祖父母の影響で演歌をよく聞いていて演歌が好きでした。2010年10月に開催された「AKB48 東京秋祭り」でのカラオケ大会において、ステージで「津軽海峡・冬景色」を歌ったことが正式に演歌歌手になるきっかけとなりました。カラオケ大会後に総合プロデューサーの秋元康に演歌好きという一面を認識され、後に演歌歌手のキャリアが始めるターニングポイントとなりました。計8枚の演歌シングルの表題曲はすべて秋元康が作詞を担当してまいます。

演歌歌手としてのキャリアが順調

2012年以降岩佐美咲は毎年1枚演歌シングルをリリースします。今年まで計8枚中5枚がオリコン週間ランキングトップ10入りを果たしています。

2014年発売された3枚目シングルの「鞆の浦慕情」はなんと総合週間シングルランキング1位を獲得しました。演歌ソロ歌手の総合1位は2009年氷川きよし「ときめきのルンバ」の4年5ヶ月ぶりとなります。10代の演歌歌手としては、1986年の城之内早苗「あじさい橋」の27年7ヶ月ぶりでした。

セカンドライフも好調

2019年5月21日に岩佐美咲は演歌歌手として活動して3年が経ちます。

CDシングル

2016年にAKB48とアイドルを卒業しました。卒業後にシングルが3枚発売されました。卒業後に発売された1枚の「ごめんね東京」の累計売上枚数が前作より4,000枚ほど落ちましたが、16,000枚ほど売れています。以降は売上枚数が減るどころか、むしろ増える傾向にあります。(以下は推定値)

  • 2012年 無人駅 53,000枚
  • 2013年 もしも私が空に住んでいたら30,000枚
  • 2014年 鞆の浦慕情 23,000枚
  • 2015年 初酒 20,000枚
  • 2016年 ごめんね東京 16,000枚
  • 2017年 鯖街道 18,000枚
  • 2018年 佐渡の鬼太鼓 21,000枚
  • 2019年 恋の終わり三軒茶屋 13,000枚※発売3ヶ月経過

AKB48グループの元卒業生メンバーがソロ歌手として活動しているのは、NMB48の卒業メンバーの山本彩と渡辺美優紀と元AKB48の板野友美です。比較として以上3名のシングル・アルバム売上枚数を載せましょう。

  • 2019年4月17日 山本彩 シングル イチリンソウ 33,000枚
  • 2019年4月3日 渡辺美優紀 アルバム 17% 5,900枚
  • 2019年2月13日 板野友美 シングル すき。ということ 4,400枚

コンサート

岩佐美咲はAKB48を卒業した後、毎年ソロコンサートを行っています。以下はコンサートの一覧となります。

  • 2016年 岩佐美咲ファーストコンサート〜無人駅から 新たなる出発の刻(とき)〜
  • 2017年 岩佐美咲コンサート〜熱唱!時代を結ぶ 演歌への道〜
  • 2017年 岩佐美咲3rdコンサート 笑顔・心・感謝でつなぐ…至福の2日間
  • 2017年 熱唱!演歌新時代 岩佐美咲コンサート
  • 2018年 岩佐美咲4thコンサート
  • 2019年 岩佐美咲コンサート2019〜世代を超えて受け継がれる音楽の力〜

3年間連続定期的にコンサートが行われるというのは岩佐美咲の人気が一定に保っていると言えるでしょう。ちなみに今年1月に東京キネマ倶楽部にて行われた5thコンサートは映像化されます。

舞台・イベント

岩佐美咲は他の演歌歌手と同じように、発売中の最新シングルの歌唱イベントを1年中全国各地を回って行います。スケジュールにもよりますが毎月3回くらいのペースとなります。歌唱キャンペーンとは別に、所属事務所のイベントにも多数出演します。以下は現時点決まっている岩佐美咲のスケジュールです。今は同じ事務所の先輩水森かおりの舞台に出演しています。

  • 2019年5月 新歌舞伎座の「水森かおり特別公演」
  • 2019年5月「水森かおり特別公演」in御園座
  • 2019年5月 ビリケン・岩佐美咲・はやぶさ・民謡ガールズ 撮影イベント
  • 2019年6月 NHKのど自慢
  • 2019年6月 箕面天空 歌のコンサート
  • 2019年6月 新・BS日本のうた
  • 2019年8月 闘志決戦・本気(マジ)ライブ!ラウンド11 supported by うたなび!

SHOWROOM番組

岩佐美咲はネット動画配信サービスSHOWROOMにて毎月1回「岩佐美咲の何かやるでshow!(仮)」という番組を生で配信します。番組内は演歌歌手とは違う一面、普段の姿でギターの弾き語りやゲーム実況など色々な企画で視聴者を楽しませます。

卒業して3年経ちますが、岩佐美咲は1人前のソロ演歌歌手として第一線で活躍しています。今年24歳になりましたが、結婚して専業主婦にならないかぎり、キャリアが少なくとも40年続きます。

キャリア展望

セカンドキャリアにおいて演歌歌手として活躍する岩佐美咲の今後のキャリアについて考えましょう。

演歌歌手として

前述の通り、岩佐美咲のシングル売上が安定しています。急激に落ち込むリスクは特に見当たりません。また、コンサートやイベントなど、今まで通りに出演すれば活躍の場が突然になくなることはないでしょう。

不安要素

ただし、途中で引退しない限り、キャリアが40年は続きます。この40年でずっと演歌歌手として活躍できるかについて不安要素があくつか考えられます。

CDレコードの市場衰退傾向

演歌歌手は営業や歌唱キャンペーンで全国各地を回りながらCDを売ります。近年CDレコードの売上が減少傾向にあり、前年比が90%程度に留まっています。このまま前年比が90%をキープすると、7年後は今の半分以下になり、20年後は今の12%とまで下がってしまいます。たとえ人気をずっと保てるとしても、CDレコードの生産や流通コストが上がりCDレコード販売による収入が減る一方です。

演歌というコンテンツの人気

演歌はJPOPと違い、リスナーが高年齢層に偏っています。また、演歌歌手も40代50代以上の方が多くいらっしゃいます。10年20年後、リスナーが多く減少すると予想されます。加えて、現役の人気演歌歌手が引退していきます。結果演歌市場(需要と供給)とが縮小していくでしょう。演歌歌手として収入面においても活動の場においても活躍するのが難しくなってきます。

以上、主な不安要素を紹介しました。不安要素についてはあくまで予想なので、10年後に、20年後に演歌が人気のコンテンツになるかもしれません。直近として過度な心配は要りません。もう数年様子を見ながら結論を出しても遅くありません。

リスクヘッジ

岩佐美咲は演歌歌手を主軸に置いて活動していますが、演歌歌手以外の活動はほとんど行っていません。以上のように不安要素がいつか現実になると、キャリアがものすごく打撃をうけることになります。つまり、リスクが集中している状態で、リスクヘッジができていません。

演歌歌手として引退までの約40年以上活動し続けることが非常に難しいと思われます。いずれ演歌歌手としての活動が減ることに備えて、別の収入源や活躍の場を開拓するのが望ましいでしょう。芸能界とまったく関係のない業界にするとリスクヘッジの効果が大きくなります。

別分野開拓における問題点

演歌歌手外の分野を開拓する際に直面する問題が大きくこの2つが考えられます。

1つ目は事務所と専属契約を結んでいることです。事務所と専属契約を結んでいる以上、個人の名義で演歌歌手と関係ない表の活動は一切できません。できることは資格勉強やスキルの習得などの自己啓発に限られます。ただし、明確なビジョンがない限り自己啓発は効率が悪いのでおすすめできません。

2つ目はスケジュール的な自由に使える時間が限られていることです。演歌歌手として活動しているかぎり、歌唱キャンペーンをはじめ、コンサートやイベント、メディアの出演、各種打ち合わせや事務処理など、定期的な、あるいは長期的な休みが取れるわけではないでしょう。仕事が多い仕事に専念して収入を最大化する方が賢明だと思われます。

考えられる対応

事務所と専属契約を結んでいる間は、演歌と関連のある活動なら許される場合があります。例えば演歌関連のクリエイティブ的な活動です。具体的に言うと作詞や作曲になります。演歌の作詞や作曲は難しいと思いますが、若いうちにチャンレジしてもいいかと思います。

また、TwitterやInstagram、ブログを使って発信しているので、得意分野、例えばアニメやゲームについて執筆活動を行いファンを集めることが可能となります。一定数のファンによって継続的に支持されていれば有料コンテンツの販売やイベントの開催である程度の収入を確保できるでしょう。

最後に

岩佐美咲はAKB48の卒業生の中で最もうまくセカンドキャリアへ移行しセカンドキャリアを歩んでいる数人の中の1人でしょう。リスクヘッジについて力を入れていないところが少し心配ですが、演歌歌手として今後の5年10年は順調に活躍できると思うので市場の変化を見ながらサードキャリアに向けて準備すればまったく問題ありません。

特集「女性アイドルのセカンドキャリア」シリーズの第3部は絶賛制作中です。お楽しみに。

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