AKB48(前田敦子、指原莉乃、山本彩時代)を乃木坂46(生駒里奈、橋本奈々未、西野七瀬時代)がまだ超えられていない

女性アイドルグループがCDシングルを出す度にCDチャート(デイリー、週間)の1位を取ってしまいます。AKB48グループがはじめ、乃木坂46などの坂道シリーズ、ラストアイドルなど、最新CDシングルがオリコンチャート1位をゲットしています。ただし、唯一AKB48グループの中のAKB48が特別な存在で、他のグループにとって超えられない壁となっています。

この記事では、JASRACの作品分配額という切口で楽曲の視聴量において、AKBと他のアイドルグループと大差が付いていることを考察してみたいと思います。

以下のツイートは、乃木坂46のメンバー松村沙友里さんとキャプテンの桜井玲香さんが4thアルバムの福岡でのキャンペーンのひと時です。

JASRACが曲を集中管理

JASRAC(一般社団法人日本音楽著作権協会)は音楽著作権の集中管理している団体です。コンサートで楽曲使ったり、ラジオで歌曲を流したり、カラオケで歌曲を歌ったり、楽曲のCDレコードを生産しり、インタネットでの正規ダウンロードする場合、すべてJASRACへ申告し利用料を支払う必要があります。

JASRACが権利者へ分配

JASRACは楽曲の使用状況を集計したあと、楽曲権利者へ楽曲の利用料を支払います。楽曲の権利者は主に音楽出版社、作詞家、作曲家が含まれます。

オリコンチャートは売り上げ枚数

CDレコードが発売されると、オリコンデイリーランキング、オリコン週間ランキングの順位が取り上げられます。オリコンチャートはCDレコードの売上の集計に特化したチャートです。楽曲がどれくらいカラオケで歌われているか、ラジオで流されているかはオリコンチャートに反映されません。

JASRACの分配額

より網羅的に楽曲がどれくらい聞かれているかを評価するために、JASRACの分配額がいい指標の1つだと思います。ここで近年のアイドルグループの楽曲のJASRAC分配額(トップ10のみ公開)を見ていきましょう。

2012年

  • 1位. ヘビーローテーション AKB48(センター:大島優子)
  • 2位. ポニーテールとシュシュ AKB48(センター:前田敦子)
  • 3位. Beginner AKB48 (センター:複数パターン)
  • 4位. Everyday、カチューシャ (センター:前田敦子)
  • 6位. 会いたかった AKB48 (センター:前田敦子)

2013年

  • 1位. ヘビーローテーション AKB48 (センター:大島優子)
  • 2位. フライングゲット AKB48 (センター:前田敦子)
  • 3位. Everyday、カチューシャ AKB48 (センター:前田敦子)
  • 5位. GIVE ME FIVE! AKB48 (センター:前田敦子)
  • 10位. 真夏のSounds good! AKB48 (センター:前田敦子)

2014年

  • 2位. ヘビーローテーション AKB48 (センター:大島優子)
  • 7位. 真夏のSounds good! AKB48 (センター:前田敦子)
  • 8位. さよならクロール AKB48 (センター:前田敦子)

2015年

  • 1位. 恋するフォーチュンクッキー AKB48 (センター:指原莉乃)

2016年

  • 2位. 恋するフォーチュンクッキー AKB48 (センター:指原莉乃)
  • 10位. 僕たちは戦わない AKB48 (センター: 島崎遥香)

2017年

  • 6位. 365日の紙飛行機 AKB48 (センター:山本彩、カップリング曲)

2011年以前と2018年以降にアイドルグループ(AKB48以降)の楽曲はJASRAC分配額トップ10には入っていません。

AKB48のみランクイン

以上JASRACの分配額から見るアイドルグループの楽曲の視聴量でした。すべてのアイドルグループの中、AKB48のみランクインしています。ランクインした楽曲数が12曲です。SKE48、NMB48、HKT48、NGT48、乃木坂46、欅坂46、日向坂46、ラストアイドルなど、1曲もランクインしていません。

JASRAC分配額のトップ10にAKB48しかランクインしていませんが、他で補足としてミリオン達成したアイドルグループを見ていましょう。

乃木坂46のミリオン作品(オリコンチャート)

  • インフルエンサー 、2017年 (センター:白石麻衣)
  • 逃げ水、2017年 (センター:大園桃子、与田祐希)
  • いつかできるから今日できる、2017年 (センター:齋藤飛鳥、西野七瀬)
  • シンクロニシティ、2018年 (センター:白石麻衣)
  • ジコチューで行こう! 、2018年 (センター:齋藤飛鳥)
  • 帰り道は遠回りしたくなる、2018年 (センター:西野七瀬)

欅坂46のミリオン作品(オリコンチャート)

  • ガラスを割れ! 、2018年 (センター:平手友梨奈)
  • アンビバレント 、2018年 (センター:平手友梨奈)
  • ※最新作「黒い羊」は現時点ミリオン達成していません

以上、坂道シリーズのCDシングルミリオン達成記録となっています。2018年発売分のCDシングル(乃木坂46と欅坂46計5枚分)は2018年のJASRAC分配額の集計対象となっているのですが、トップ10には入っていません。

AKB48こそ国民的アイドル

CDレコードは握手券という特典で売り上げが飛躍的に増えます。CDがたくさん売れているからと言って広く人気があるとは限りません。さらにCDの売上枚数と楽曲の視聴回数は必ずしも正比例にはなりません。

また、AKB48の楽曲「365日の紙飛行機」はCDシングルのカップリングにもかかわらずJASRAC分配額の第6位にランクインしています。この曲はNHK連続テレビ小説「あさが来た」の主題歌として採用されています。また、「あさが来た」 はNHK連続テレビ小説として今世紀最高の視聴率を記録していることで、広く視聴されているでしょう。

坂道シリーズはファン集中型

乃木坂46、欅坂46、日向坂46の楽曲はAKB48とAKB48グループのに比べて、広く視聴されているという結果となります。AKB48も乃木坂46もCDレコード売上枚数ミリオン達成のCDシングルを複数発売しています。CDレコード売上枚数上では、AKB48と乃木坂46とはさほど差は付いていません。ただし、JASRAC分配額から見ると、CDレコード売上枚数以外に、カラオケやテレビ・ラジオ放送などにおいてAKB48の楽曲が多く視聴されていると考えられます。よって、乃木坂46はファンによって人気を集めている、ファン集中型のアイドルグループと言えるでしょう。

補足:AKB48と乃木坂46の歴史の差

AKB48は2005年に結成し、最初のメジャーシングル発売が2006年の「桜の花びらたち」です。最初にJASRAC分配額トップ10にランクインしたのが2012年の「ヘビーローテーション」です。JASRAC分配額ランクに載るのに6年かかったという計算になります。

一方、乃木坂46は2011年に結成し、最初のメジャーシングル発売が2012年の「ぐるぐるカーテン」です。6年後の2018年にJASRAC分配額ランクに載った楽曲は1つもありません。

最後に

この記事はJASRAC分配額のランクから各アイドルグループの楽曲の視聴量を考察してみました。世の中でオリコンチャートのCDシングル売上枚数でアーティストの人気(※注)を評価する基準にしていませんが、実はそれほど正確ではありません。オリコンチャートのCDシングル売上枚数は、レコード会社の収益を図るのであれば非常に精度の高い指標になっていると思います。

JASRAC分配額という基準のほかに、Billboard JAPANが公開するチャートのランキングもより広く楽曲の視聴数を評価数方法となっています。チャンスがあればぜひBillboard JAPANのデータでアイドルグループの楽曲の視聴数について考察してみたいと思います。

注.人数上の人気を指します。支持するという気持ちの深さを客観的に評価する指標が基本存在しないと仮定します。例えば貧しい人がとあるアイドルグループの楽曲が非常に好きだとしても、その気持ちがCDシングルの購買数と比例しないでしょう。

YouTube動画バージョン



登録お願いします


おすすめ:AKB48関連商品

Filed under: トレンド

No comment yet, add your voice below!


Add a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Comment *
Name *
Email *
Website