
特集「賢すぎるアイドルがインフルエンサーとして活躍」シリーズの第2部は、アイドルの頂点に君臨する指原莉乃さんを紹介したいと思います。
不動の人気
まずこのデータを見ましょう。
- *坂上&指原のつぶれない店 TBS ゴールデン枠
- *徳井と後藤と麗しのSHELLYと芳しの指原が今夜くらべてみました 日本テレビ
- *さっしーのe部屋 フジテレビ
- *さし旅 NHK総合
- 指原VS噂の20人 本気で伺います! フジテレビ
- この指と〜まれ! フジテレビ
- さしこく〜サシで告白する勇気をあなたに〜 フジテレビ
- 指原カイワイズ フジテレビ
- 指原ペディア NHK総合
- 指原の乱 テレビ東京
- さしこのくせに〜この番組はAKBとは全く関係ありません〜 TBS
指原莉乃さんが出演している(*マーク)と過去出演した地上波テレビ局の冠番組の一覧です。しかも、全部キー局です。ゴールデン枠の番組もあります。
初の冠番組「さしこのくせに〜この番組はAKBとは全く関係ありません〜 」は2011年1月から放送されました。2019年まで8年間ずっと冠番組に出演している指原莉乃さんが老若男女を問わず、全国にわたり長期間にわたり人気を集めいていることがみなさんに伝わると思います。
指原莉乃のことがあまり詳しくない方のために
指原莉乃さん、この名前を聞いたことがない方はほとんどいらっしゃらないかと思います。福岡博多を拠点に活動するHKT48というアイドルグループのメンバーです。グループメンバーやファンの間では、
さしこ
さっしー
と呼ばれています。
アイドル × タレント
指原莉乃さんは今芸能事務所太田プロダクションに所属しています。2019年4月28日に横浜スタジアムで卒業コンサートを開催し、同日をもって卒業AKB48グループを卒業する予定です。卒業後はタレントとして芸能活動を続けます。
アイドル
AKB48に参加する最後のシングル作品「ジワるDAYS」。
プロデューサー、作詞
2013年に現役メンバーでありながら、所属グループHKT48の劇場支配人に任命されました。運営とメンバーの間に立ち、両方をサポートするような形でグループを支えています。運営からもメンバーからも信頼されている証です。
2017年に代々木アニメーション学院と提携しアイドルグループ =LOVE(イコールラブ)のプロデュースを始めました。
しかもグループの曲の作詞を担当しています。最新シングル「Want you! Want you!」は発売初週オリコンチャート2位、Billboard Japan2位と人気を集めています。
2019年2月、 =LOVEに続き、 指原莉乃さんがプロデュースする アイドルグループ ≠ME(ノットイコールミー)が正式に活動を開始しました。指原莉乃さんのプロデュース能力が認められている1つの証拠と読み取れるでしょう。
ファッション関連
インフルエンサー評価
では、インフルエンサーとしての指原莉乃さんの評価を見ていきましょう。こので特集ではこの5つ指標を設けてそれぞれについて評価します。
総合評価
S
各指標5点満点中、得点が25点中22点です。
- 発信力:4点
- 支持度:5点
- ブランド:4点
- 実績:5点
- 将来性:4点
指原莉乃さんは間違いなく日本国内ではトップクラスのインフルエンサーだと考えてもいいでしょう。

指標については第1部「賢すぎるアイドルがインフルエンサーとして活躍」をご覧ください。
発信力
発信力というのはどれくらいの質と量のコンテンツを制作して発信する力の指標です。 5点中4点を付けました。
ソーシャルメディア(SNS)での圧倒的な人気
主にTwitter、Instagramにほぼ毎日投稿しています。各SNSに数十万のフォロワーが付いています。投稿すれば数万いいねが付きます。
2019年4月現在、指原莉乃さんのTwitterでは242万のフォロワーが付いています。日本人有名人ではTop50にランクインしているでしょう。
Instagramでは80万のフォロワーがいらっしゃいます。 以下ディズニーランドの投稿に対して10万「いいね」されています。10万以上のアクティブユーザーが指原莉乃さんの投稿を見て肯定的なアクションをしています。
アメーバブログ
アメブロでは2010年から投稿が始まりました。2018年12月15日「卒業発表」という投稿まで1,000くらいの投稿があります。
直近の2つ投稿を見れば分かると思いますが、コメント数が1,000を超えています。他のタレントのコメント数に比べたら、桁が違うほど数が圧倒的多いです。
エンゲージメントの多さ
指原莉乃さんはSNSに投稿すれば、投稿に数十万いいねが付きます。フォロワーの中にアクティブなファンがたくさんいて、投稿に「いいね」を押すなどアクションを起こします。指原莉乃さんの発信がきちんとファンに届いています。
テレビメディアでの活躍
普段テレビをご覧の方なら、バラエティー番組で指原さんを見たことはあるかと思います。
テレビメディアとして本格的に活躍し始めたのが2011年からです。2011年10月5日から番組が終了まで長寿人気番組「笑っていいとも!」にレギュラーとして出演していました。
書籍の出版
アイドルとして2014年に新書「 逆転力 ~ピンチを待て~ 」を出版し発売しました。発売1年半で5度の増刷で出荷数が10万部を突破し、異例のロングセラー作品で話題を呼びました。スタイルブックや写真集でないジャンルの本を出版することは当時では珍しいことでした。
オリジナルコンテンツの質
発信力の評価点が5点中4点です。発信先のメディアの数やSNSの投稿数、フォロワーについては満点で申し分まったくありません。
ただし、インフルエンサーとして本人がまだ注力していないところが一つあります。それが、オリジナルコンテンツの質です。ここでいうオリジナルコンテンツとは、企業の発注を受けて商品や動画のコンテンツを除き、指原莉乃さん本人の意思で発信したコンテンツと言います。オリジナルコンテンツとはSNS投稿やブログ記事、Instagramのライブ配信などです。
指原莉乃さんのSNSでの投稿では、日常芸能生活について発信していますが、アイドル指原莉乃のファンにとっては充分物足りるコンテンツだと思います。
一方、ある分野に対して、あるいは自分の主張を1,000字レベルのボリュームで深く語る投稿は比較的に少ない印象を受けます。
支持度
支持度というのはどれくらい多くのファン、幅広いファン層に支持されているかの指標です。5点中満点5点を付けました。
アイドルファン
アイドルとしての指原莉乃さんはたくさんのファンを持っています。AKB48の総選挙で1位になるくらいの票数を集めています。たとえ1人1票じゃなくても、24万票から考えると、平均1人10票でも2万4人のファンがいると概算できます。
アイドルファンの中に、握手会の会場の様子から見ると、10代から50代の男性ファンが比較的に多くいらっしゃいます。もちろん、女性ファンもいらっしゃいます。
一般認知
冒頭でも紹介した通り、指原莉乃さんはテレビ番組を多数出演しています。ゴールデン枠の番組にもたくさん出演しています。アイドルファン以外にも高い知名度を誇ります。多くの番組からオファーをもらっているということから逆算して考えると、指原莉乃がある程度視聴率につながるのが理由だと考えられます。
ブランド
ブランドとは○○といえばこの人だというキャラクターが広く認識されるかどうかの指標です。5点中4点を付けました。
アイドルヲタク
指原莉乃さんは学生時代から無類のアイドル好きでした。モーニング娘。の握手会へ足を運ぶほどアイドルに対して情熱を持っています。これがアイドルグループプロデューサーとして選ばれた理由の一つでもあるでしょう。
受賞歴
指原莉乃さんは過去に芸能人としていくつか受賞しています。
- ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー 2013年
- THE BEST BEAUTY OF THE YEAR 2014年
- BEAUTY WEEK AWARD 2016 ツヤツヤロング部門賞 2016年
- 第3回クリスマスジュエリープリンセス賞 2017年
世間においてよいイメージを持っていることはよく分かりますが、専門分野を持っているかというと少し微妙なところがあります。
つまり、指原莉乃と言ったら〇○ですというのがあまり思いつきません。アイドルヲタクという印象が強いのですが、アイドルに対する知識などの情報を日々発信して人気を集めるということにはなっていません。インフルエンサーとしてのブランドはまだ伸びる余地があるかと思います。
実績
実績とは企業から依頼を受けた数や依頼を受けた企業の会社規模、イベントの出演数などの指標です。5点中満点の5点を付けました。
地上波テレビ番組への出演多数、十数の企業のCMへの出演、写真集3冊、書籍1冊、雑誌表紙多数、3つのアイドルグループ(=LOVE、≠ME、ラストアイドルファミリー)のプロデュース、そして作詞。
指原莉乃プロデュースカラコン「TOPARDS」が2019年5月から発売。
主にマスメディア関連の実績が豊富です。テレビや出版、アイドルグループのプロデュースと作詞(コンテンツ関連)、商品のプロデュースなど、多岐にわたって活躍し確実に実績を作っています。
将来性
将来性とは得意分野が成長産業か、リスクヘッジをしているかどうかの指標です。5点中4点を付けました。
指原莉乃さんは多岐にわたって活躍していますが、唯一ネックとなっているのは、芸能事務所に所属していることだと思います。結論からいうと、仕事において所属事務所に100%の影響を受けていて、リスクが分散されていないことです。例えば、所属事務所の経営方針の変更や財務状況の変化、他の所属芸能人のイメージに変化があると、それによるリスクをすべて受けることになります。リスクヘッジができていないということです。
また、芸能事務所を通して仕事のオファーを受けるため、自主性について必ず事務所から承認が必要で、自分がやりたい仕事は必ずしもできるわけでもなく、逆にやりたくない仕事をやらされることもあります。
芸能事務所に所属しているうちに、事務所のマネジメント方針は必ず事務所優先になります。所属タレントのキャリアを最優先にケアされない場合があります。
これからテレビの視聴者数が減り、テレビ業界の広告収入が減り、テレビ業界自体が衰退しはじめてから別の業界へ進出を考えると遅いので、テレビ業界に大きく依存する芸能事務所に所属するのが、1つのリスクと考えられます。
もっとも重要なのは、マネジメントを自分である程度把握しなければなりません。各仕事の収入の把握と交渉、仕事のジャンルの選択、依頼主とのリレーション構築など、主体として仕事状況を把握して常にチャンスとリスクを認識していかないと競争の中で知らないうちに不利の立場になってしまうおそれがあります。
なので、総じて、指原莉乃さんの「インフルエンサー」(一部の芸能人に通ずる部分もある)として将来性については人気と若さを吟味したうえで、おまけの4点とさせていただきました。将来性を改善するために、活動のマネジメントを受動的な部分を減らし、できれば自らマネジメントのスタッフを雇うなど能動的な部分を増やすことだと思います。
インフルエンサーとしての可能性
指原莉乃さんは今アイドルとタレントとして主に活動しています。ご本人はインフルエンサーとして活動する意思があるかは分からないのですが、もし指原莉乃さんがインフルエンサーとして活動するのであれば、たくさんの可能性が考えられます。
オリジナルコンテンツの制作
テレビ業界が成長業界でない前提と5G通信の実用化を背景に考えると、オリジナル動画の配信を始めてもいいかと思います。
指原莉乃さんは昔から企画力があって、アイドルグループの冠番組でメインとして取り上げられることがたくさんありました。ご本人がアイドルファンとしてのセンスと企画力を活かして、自分が出演する動画を公開する、あるいは出演はしないが動画の企画だけ行って、出演と動画制作を外注するというビジネスがチャンスとなるかもしれません。
YouTubeをはじめ、SHOWROOM、17 Liveなどプラットフォームがたくさんあるので、多少後発でも知名度や企画力で勝てるかと思います。
ベンチャーキャピタル
リスク分散を目的に、芸能活動と関連性の薄い業界への進出することも考えられます。今は商品とアイドルグループのプロデュースを行っているので、そのリレーションを活かして最初は低リスク(資金面や社会名誉など)でベンチャー企業と提携してビジネス経営に参入します。
経験を積んだ後、ビジネスの立ち上げや投資家として有力ベンチャー企業へ出資して利益を出すような活動に注力します。
指原莉乃さんが本気でインフルエンサーとして活動するなら、たくさんの可能性が考えられます。今後彼女の活躍に注目しましょう。
第3回インフルエンサー特集:吉田朱里
女子力動画をYouTubeへ投稿したら女性に多大な支持を得た現役アイドルインフルエンサー吉田朱里を取り上げます。ぜひご覧ください。
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